社食サービスは日本独自の文化

働いていると必ず、1日8時間以上は職場で仕事をしなくてはいけません。ランチタイム時の食事をとることも大切な行動で、なかには出勤時にコンビニなどで菓子パンを買われている方も大勢います。毎日菓子パンの昼食だと栄養が偏ってしまい、健康を維持するのが難しくなります。この点を厚労省でも懸念をされていて、2000年に改正を実施した労働基準法で新しい義務を事業者に課すようになりました。

それは社食サービスの義務化で、福利厚生に含まれる項目となったわけです。簡単にここで、社食サービスの概要を見ていきましょう。もともと以前から社食というものは存在をしており、大企業であれば社内に食堂も備えられていました。社員に対して無償で定食を用意するサービスで、健康増進という目的を持つものです。

日本ではじめてこのサービスを用意したのは、1960年の東京都内にある印刷工場で、当初はおにぎりのみでした。その後は定食スタイルとなり、とくに土木関係の会社ではボリュームの多いメニューで人気となったわけです。なお、中国やアメリカ・イギリスなどでは存在をしておらず、日本独自の文化となりました。日本は労働者の立場を法律がしっかりと守っており、その恩恵のひとつが社食という食の面にあるといえます。

義務化をされた背景を見るとわかりますが、アメリカのような資本主義国家とは異なった民主主義の国で、事業主よりも労働者の方が立場が強いといえます。社食のサービスのことならこちら

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